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5 時間前
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健康食品やサプリメントの原料市場では、ミトコンドリアに関する研究が進むなか、デアザフラビンやエルゴチオネイン、5-ALA、PQQなど、新たな素材が次々と登場しています。新素材がメディアに取り上げられるたびに問い合わせが増える傾向にありますが、市場そのものがNMNから新素材へ移っていくわけではありません。

 

こうした新素材が登場するなかでも、トップランナーの原料として長く選ばれ続けているのがNMNです。さらに、登場当初と比べて原料価格が10分の1程度まで下がった現在では、価格以外の要素も、原料を比較するうえで重要になっています。

 

次々と新素材が登場するなか、なぜNMNは選ばれ続けているのでしょうか。そして、価格差が縮まった現在、NMN原料は何を基準に比較されているのでしょうか。



新素材が注目されても製品化に至らない理由とは



新しい素材がテレビや情報番組などで取り上げられると、その直後から原料に関する問い合わせが増える傾向があります。価格や製造の可否を確認し、新たな商品として展開できるかを検討するためです。こうした問い合わせは、話題になった直後から2〜3か月ほどの間に集中することが多くなっています。


一方で、問い合わせが増えても、実際に製品化まで進むケースは多くありません。新素材は研究への投資が大きく、原料価格も高くなりやすいためです。NMNも登場当初は、1kgあたり100万円ほどの高価格な原料でした。

 

原料価格が高ければ、製品化にかかるコストも大きくなり、採算性を慎重に見極める必要があります。そのため、新しい素材をいち早く取り入れる事業者がいる一方で、市場の動向を見ながら製品化のタイミングを判断するメーカーも少なくありません。 新素材への関心が高まり、問い合わせが増えても、すぐに製品化へ進むとは限らないのはこうした背景があるためです。

 

こうして新素材への問い合わせが一時的に増えるなかでも、製品化する原料としてNMNは継続して選ばれています。


NMNが選ばれ続けている理由とは?



新素材の研究が進み、注目を浴びる機会があったとしても、最終的にはNMNがトップランナーの原料として選ばれ続ける理由には何があるのでしょうか。


■蓄積されたエビデンスの量と知名度の差


NMNが選ばれる最大の理由は、これまでに蓄積されてきた研究データの量にあります。老化に関する細胞レベルの研究からNADが注目され、NADとサーチュイン遺伝子の活性化との関係について研究が進むなかで、その前駆体であるNMNについても研究が重ねられてきました。当初は細胞やマウスによる研究が主体でしたが、現在ではヒトを対象とした研究結果が数多く蓄積されており、今もなお新たなエビデンスが更新され続けています。


新しく登場した素材についても研究は進められていますが、素材によって研究データの蓄積段階は異なります。製品を企画・開発するメーカーにとって、安全性などを判断するための情報が十分に揃っていなければ、すぐに製品化へ踏み切るのは容易ではありません。市場の動向を見ながら、製品化のタイミングを判断することになります。

 

また、消費者側の認知度にも違いがあります。NMNは老化への関心を背景に、40代後半以降を中心として認知が広がってきました。すでに名前を知られていることも、商品化を検討するメーカーにとって原料を選ぶ際の判断材料となっています。


■期待される範囲の広さ


NMNが原料として選ばれる理由のひとつに、商品としての訴求設計のしやすさがあります。製品を企画する側にとって、訴求できる範囲が広い素材は、商品コンセプトに合わせた展開を検討しやすいためです。

 

NMNはこれまでの研究の蓄積を背景に、より広い範囲への期待を持たれています。一方、新素材は訴求できる範囲が比較的限られる場合があります。

 

ひとつの素材で複数の切り口から訴求を検討できることは、製品を企画する側にとって原料としての扱いやすさにつながります。こうした点も、メーカーが原料を選ぶうえでの判断材料となります。

 

なお、NMNは即効性を期待して短期間での変化を訴求する素材ではなく、一般的には3か月程度以上の継続摂取を前提とした素材です。短期的な体感ではなく、中長期的なアプローチとして商品コンセプトを設計できる点も、信頼性を重視するメーカーにとって扱いやすい要素といえます。


原料価格が安価になった背景とは



かつて1kgあたり100万円ほどしたNMN原料の価格が大幅に下がった背景には、単なる需要増加だけでなく、取り扱いにおける技術的進化があります。


メーカーの参入ハードルを下げ、市場の急拡大をもたらした「大量生産体制の確立」と「常温保管を可能にした安定性の向上」という2つの要因について解説します


■大量生産と生産技術の向上


NMNの原料価格は、登場当初の高額な時期と比べ、現在では10分の1程度の水準まで下がっています。その背景にあるのが、需要の拡大にともなう大量生産の進展と、生産技術の向上です。需要が増え、より多くの原料を生産できるようになったことで、単価も下がってきました。

 

原料価格の低下は、NMN製品への参入のしやすさにもつながっています。これまでコスト面から参入が難しかった小規模なメーカーでも製品化を検討しやすくなり、参入企業の増加とともに、市場に出るNMN製品の数や種類も広がっています。

 

製品が増えれば、消費者がNMNという名称を目にする機会も増え、認知度の向上につながります。このように、需要の拡大が大量生産を促し、価格の低下によって参入企業や製品が増え、認知が広がることで新たな需要につながるという循環が、NMN市場を押し広げてきた背景のひとつです


■冷凍が必要だった原料が常温で扱えるようになった


この数年で変わったのは原料価格だけではありません。原料の安定性も大きく向上しています。登場当初のNMNは冷凍での管理が必要でしたが、現在では常温での保管が可能になり、25℃を超える環境でも純度が落ちにくい水準まで安定性が高まっています。

 

原料を常温で扱えるかどうかは、保管や輸送のコストに直結します。常温での管理が可能になると、温度管理にかかる負担やコストを抑えやすくなります。こうした安定性の向上は、原料価格の低下とともに、NMN製品への参入のハードルを下げた要因のひとつといえます。

 

一方、NMNは水分や高温に弱い性質があり、高温の環境に長時間さらされると分解が進むため、加工の段階では適切な温度管理が必要です。


NMNは何を見て選ばれるのか



原料価格の低下に伴い各社の価格差が縮まった現在、メーカーによる原料選定の基準は「価格」から「品質や機能性」へとシフトしています。現在重視されている具体的な比較・判断材料について解説します。


■安全性と純度、原料の仕入れ元


NMNの原料価格が下がり、各社の価格差が縮まると、価格だけでは原料の違いを判断しにくくなります。そこで、メーカーが原料を選ぶ際に重視するのが安全性です。

 

NMNという素材そのものについては、すでに多くの研究データが公開されています。そのうえで製品化にあたって問われるのが、「採用する原料が安全なものか」という点です。原料の出どころが明確であるか、どのような安全性試験が実施されているか、余計なものが含まれていないかといった項目が判断材料になります。

 

なかでも純度は、原料の品質を判断する指標として重視されます。純度を高めるためには、相応の製造技術に加え、検査や検証の積み重ねが必要です。そのため、純度の数値そのものも、原料を製造する側の技術や品質管理の水準を判断する材料のひとつになります。

 

価格差が小さくなった現在では、安全性や純度など、価格以外の情報も確認したうえで原料を比較することが重要です。


■粒子の細かさと用途の広さ


NMN原料の加工でよく行われているのが、粉末を粒状にする造粒加工です。粉末のままでは扱いにくい原料も、造粒することでカプセルに充填しやすくなります。カプセルに詰める場合であれば、粒状の原料でも十分に対応できます。

 

一方、粒子をどこまで細かくするかによって、原料の性質は変わります。マイクロ化した原料は、粒子の表面積が大きくなることで溶けやすくなり、含まれている有効成分の溶出性も高まります。そのため、粒子の細かさは剤形や用途の選択肢にも関わります。

 

粒が残る原料は口に入れた際にざらつきを感じやすいため、カプセルで使用されることが多くなります。一方、粒子が細かく、口の中で溶けやすい原料であれば、粉末のまま摂取する方法や舌下で摂取する方法も選択肢となります。また、溶けやすさを活かして化粧品に配合するといった用途もあります。

 

こうした粒子の細かさによる違いは、原料を比較する際の判断材料になりますが、粒子径によって何が変わるのかを説明している場はまだ多くありません。現時点で、NMNをマイクロ化したうえで造粒加工を行っているのは、日本総合医療製薬のみです。


まとめ


健康食品やサプリメントの原料には、新しい素材が次々と登場しています。しかし、新素材が注目を集めることと、長く原料として選ばれ続けることは別の話です。製品化にあたっては、安全性をはじめ、研究データの蓄積、価格、認知度、訴求できる範囲など、複数の条件が揃ってはじめて製品として世に出ます。


NMNは、こうした条件を満たしている素材です。さらに現在では、ヒトへの長期投与試験が進み、3〜5年規模の研究データも続々と報告され始めています。これにより、NMNの安全性・有効性に関するエビデンスも着実に蓄積されています。

 

こうした長期間にわたる研究によって科学的な裏付けが増えることで、NMNへの期待はさらに高まっていくと考えられます。市場全体としても、信頼性の高いデータが揃うことで需要がさらに拡大し、NMN市場は今後も成長を続けることが期待されます。

 

その一方で、NMN原料を取り扱う企業も増えています。比較にあたっては、価格だけでなく、安全性や純度、粒子の細かさによる用途の違いなど、複数の観点を確認することが重要です。

 

日本総合医療製薬では、植物由来の酵母発酵法により製造したNMN原料「MICRONMN®」をご提供しています。β-NMN含有率99%以上に精製し、平均粒子径3.0μmへのマイクロ化により、溶けやすさと用途の広さを両立しました。健康食品に加え、化粧品やペットフードにもご使用いただける食品グレードの原料で、最小出荷単位は1kgから対応しています。

 

原料のご購入やお見積りだけではなく、規格や試験データのご確認、用途に応じた原料の選定についても、お気軽にお問い合わせください。








 
 
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